ねんねなされませ 寝る子はかわいし 起きて泣く子は 面にくい
うちのクミコは 良い子でござる みんな良いこと 言うておくれ
うちのクミコは 良い子で器用で 器用に育てて おくじゃもの
うちのクミコに 赤いべべさん着せて 連れて参ろか お宮様
連れて参ったら 何と言うて拝む 一生この子の 達者なよと
クミコ良い子じゃ ぼた餅顔で きな粉つけたら なお良かろ
クミコ良い子じゃ ねんねんしやれ 寝れば子も楽 守りも楽
うちのクミコは ねんねんするで 誰もやかまし 言うてくれな
ねんねころいち 竹の馬よいち 竹にもたれて ねんねする
寝たか寝なんだか 枕に問やれ 枕お正直 寝たと言う
ねんねなさりませ まだ夜は明けぬ 明けりゃお寺の 鐘が鳴る
鐘が鳴るかよ 撞木が鳴るか 鐘と撞木の合いが鳴る
鐘が鳴りゃまた お蚕をついて 朝の御飯の すわるまで
現在も市販されている「滋賀のわらべ歌」(石田伊佐雄著)に、
楽譜と解説が掲載されています。