ねんねころいち 竹のまのよいち
竹をたばねて 舟に積む 舟に積む
舟に積んだり くだいてみたり
落ちる涙が 道の露 道の露
ねんねしてくれ 寝た子はかわい
起きて泣く子は 面にくい 面にくい
ねんね眠たい 姉(あね)さんと寝たい
姉が侭(なな)なら 寝さすのに 寝さすのに
会いた見たさは 飛び立つ様(よ)でも
龍の鳥かよ 情ない 情ない
ねんねしてくれと 頼む子は寝んと
だれも頼まん 子が寝やる 子が寝やる
来ては泣き来ては泣き われの様(よ)に泣くと
わしの身やかて どこで立つ どこで立つ
思い出しては また来ておくれ
鳥も枯れ木にゃ 二度とまる 二度とまる
鳥は枯れ木に 二度とまるけど
花は枯れ木に 二度咲かん 二度咲かん
ねんねしてくれ まだ夜(よ)は明けん
明けりゃお寺の 鐘が鳴る 鐘が鳴る
現在も市販されている「滋賀のわらべ歌」(石田伊佐雄著)に、
楽譜と解説が掲載されています。